ゆっくりとゆっくりと

過ぎて行く季節を

ゆっくりとゆっくりと

感じながら過ごしてゆく

過ぎゆく時の中で

移り変わる季節の中で

一体何を見てきただろうか

一体何を感じて来ただろうか

止まらない流れの中でその無情さに涙をながし

遠退いてしまった地点を懐かしみ、愛おしむ

十五夜の次の夜の話